外壁塗装と“サッシ周りのコーキング” 劣化が家に与える意外な影響とは?
目次
外壁塗装と“サッシ周りのコーキング”劣化が家に与える意外な影響とは?
外壁塗装を検討されるお客様から多い質問が、
「サッシ(窓)まわりのコーキングはどうなるの?」 というもの。
サッシ周りは建物の中でも特に雨水が入り込みやすい場所であり、
ここが劣化すると 雨漏り・結露・断熱性の低下 など、お家の快適性に大きく関わる重要箇所です。
実は、外壁よりも 先に劣化しやすいのがサッシまわりのコーキング。
今回は、専門店だからこそ伝えられる“本当の重要性”を丁寧に解説します。
こんにちは。外壁塗装専門館 ㈱心喜塗装です。
■ サッシ周りのコーキングとは?
窓のフレームと外壁のすき間を埋めている、ゴムのような弾力を持った素材がコーキング(シーリング)です。
ここは
✔ 雨水の侵入を防ぐ
✔ すき間風や虫の侵入を防ぐ
✔ 振動を吸収し外壁のひび割れを防止
といった役割を担っています。
小さなすき間でも雨水が入り込む最大のポイントが“サッシまわり”です。
■ 劣化するとどうなる?意外と知らない4つの影響
① 雨漏りの発生(最も多いトラブル)
窓まわりからの雨漏りは、屋根や壁からの雨漏りよりも発見が遅れがち。
コーキングが破れる → 雨水が壁の内部に流れ込む →壁内の木材が腐る・カビが増える・内部結露を引き起こす
特に北九州市は雨が多く、梅雨・台風シーズンは明確にリスクが高まります。
② サッシの結露が悪化する
サッシ周りにすき間が生まれると、外気が室内に入り込み、温度差が大きくなります。
その結果、冬場の結露がさらにひどくなることも。
結露は
・カビ
・ダニ
・壁紙のはがれの原因になるため、見逃せないポイントです。
③ 断熱性の低下=光熱費アップ
すき間風が入りやすくなり、エアコンの効きが悪くなるケースも少なくありません。
特に冬は、暖かい空気が窓周辺から逃げてしまい、暖房コストが上昇する原因になります。
④ 外壁のひび割れ・変形につながる
コーキングには“建物の揺れを吸収する”役割があります。
劣化するとその機能が失われ、外壁材が揺れを直に受けてしまい、ひび割れや反り(変形)を起こしやすくなるのです。
■ なぜサッシまわりが劣化しやすいの?
1. 紫外線に最も当たりやすい位置にある
窓周りは日差しが強く当たりやすく、コーキングの劣化(硬化・ひび割れ)が早い。
2. 外壁と素材が異なるため動きが大きい
外壁とサッシフレーム(金属)の“伸縮の差”が大きいため、負担がかかる。
3. 雨が入り込みやすい構造
窓は外壁よりひと段下がっているため、水が流れこみやすい。
➡ つまり「外壁はキレイでも、サッシまわりだけ劣化」しやすいのです。
■ 外壁塗装時に必ずセットで行うべき理由
外壁塗装と同時にコーキング補修を行う最大のメリットは次の3つ。
① 足場が一度で済む → 費用を抑えられる
サッシまわりの補修は足場が必要な場合が多いため、単独で行うと費用が割高に。
外壁塗装と同時なら足場代の節約につながります。
② 塗装後のトラブルを防げる
せっかく外壁を塗り替えても、サッシまわりのコーキングがそのままだと、雨漏りやすき間風で台無しになる可能性があります。
③ 外観の仕上がりがより美しくなる
劣化したコーキングが残っていると、せっかく塗装しても“古い部分”が目につきます。
同時施工なら、見た目も性能も新品同様に。
■ コーキング工事の種類(外壁塗装専門店が行う方法)
● 打ち替え(基本)
古いコーキングをすべて撤去 → 新しいコーキングを充填
耐久性が最も高く、窓まわりは基本的に“打ち替え”が正解。
● 打ち増し(補修)
既存の上に新しく足す方法
劣化が軽い場合のみ使用。
まとめ:サッシまわりのコーキングは“最重要ポイント”
サッシ周りは、外壁・屋根と同じか、それ以上に雨漏りリスクが高い部分。
・雨漏り
・結露
・断熱低下
・外壁のひび割れなど、多くのトラブルの原因になります。
外壁塗装をする際は、
必ず サッシまわりのコーキングの状態チェック をおすすめします。
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