冬の外壁塗装で使う“養生”の重要性とは？
目次
冬の外壁塗装で使う“養生”の重要性とは？
―気温が低い季節こそ丁寧な養生が必要な理由―
こんにちは。外壁塗装専門館 ㈱心喜塗装です。
外壁塗装において欠かせない工程のひとつが「養生」です。
窓や玄関まわり、植木、車、水道メーターなど、塗料が付くと困る部分を保護するための大事な作業ですが、実は冬の外壁塗装では、ほかの季節よりも養生の重要度が高くなることをご存じでしょうか？
なぜ冬に丁寧な養生が必要なのか。今回はその理由を、施工のプロの視点から分かりやすく解説します。
1. そもそも「養生」とは？
外壁塗装における養生とは、塗料の飛散や汚れから建物や周囲のものを保護する作業 のことです。
具体的には、
・ビニールシート
・マスキングテープ
・養生テープ
・ノンスリップマット
・養生用ネット
などを使い、塗装作業中に塗料が付いてはいけない箇所をしっかり覆います。
養生の丁寧さは仕上がりに直結します。
これは「腕の良い職人ほど養生に時間をかける」と言われるほどです。
2. 冬の養生が重要になる3つの理由
① 冬は“風が強い日”が多く、塗料の飛散リスクが高い
北九州エリアでも冬は季節風が強まり、塗料の粒子が思わぬ方向へ飛びやすくなります。
特にスプレーガンを使用する現場や、高所作業では注意が必要。
風で養生シートがめくれれば、周囲の窓や車に付着するリスクもあります。
→冬の塗装ほど、風に耐えるしっかりとした養生が必要です。
② 低温でテープの密着力が落ちる
冬は気温が低く、特に朝は0～5℃近くまで下がることも。
この環境では、
養生テープの粘着力が弱まり剥がれやすい
ビニールが硬くなり密着しない
結露でテープが張り付きにくい
という問題が発生します。
貼ったつもりでも、作業中に浮いてきて塗料が入り込んでしまう…というトラブルも。
→冬は“貼った後の再確認”が必須になります。
③ 冬は乾燥しやすく静電気でホコリが付きやすい
冬の空気は非常に乾燥しており、静電気でホコリが舞いやすい季節。
そのホコリが塗膜に入り込むと、仕上がりの美しさを損なう原因になります。
ホコリは窓枠や玄関まわりに付着しやすく、不十分な養生だと塗料と一緒に固まることも。
→養生でホコリの侵入を防ぐことが、冬の塗装ではより重要です。
3. 丁寧な養生が“仕上がりの美しさ”を左右する
外壁塗装は「塗る作業」だけがすべてではありません。
実際には、最終的な美しさを大きく左右するのは養生です。
・玄関タイルへ塗料が垂れない
・サッシに塗料がにじまない
・庭木に塗料がつかない
・風で養生がめくれない
・近隣への飛散を防ぐ
これら全てが丁寧な養生によって実現します。
仕上がりの精度＝養生の丁寧さと言っても過言ではありません。
4. 冬の塗装でチェックしたい「良い養生」のポイント
お客様が現場を見る際は、次のポイントが整っているか確認してみてください。
・テープがしっかり密着している
・バタつき防止の固定がされている
・玄関・勝手口など動線もきれいに確保
・車や植木の保護が丁寧
・風が強い日の追加固定がされている
・めくれやすい角部分の処理が丁寧
これらができている業者は、塗装も丁寧であることが多いです。
5. まとめ：冬の外壁塗装は“養生の質”がとくに大事
冬は風・乾燥・低温といった条件により、ほかの季節よりも養生が難しくなります。
そのため、冬の外壁塗装では「養生が丁寧かどうか」が施工品質の見極めポイント になります。
塗装をお考えのお客様は、ぜひ養生にも注目してみてください。
仕上がりの美しさ、周囲への配慮、トラブル防止――すべてが養生で変わります。
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