塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします！ 現場ブログ

玄関ドア・外壁まわりの「カビ・黒ずみ」—寒い季節こそ増える理由とは？

外壁や玄関ドアのまわりに、
「黒い汚れがスーッと伸びている」
「気づいたらカビのようなシミが広がっている」
そんなご相談が、毎年冬にも増えてきます。

「カビといえば夏のイメージなのに…なぜ？」
と思われる方も多いのですが、実は冬は外壁まわりにカビ・黒ずみが増えやすい季節なのです。

本日は、その理由と対策を、北九州の気候を踏まえて分かりやすく解説します。

■ なぜ冬にカビや黒ずみが増えるのか？

【1. 気温差による“結露”が発生しやすい】

冬は外気温が低く、室内との温度差が大きくなります。
そのため、外壁や玄関ドアの表面に結露が発生しやすくなります。

カビは「水分」が大好き。
外壁表面が濡れた状態が続くことで、カビの繁殖条件が整ってしまいます。

【2. 日当たりの悪い場所は乾きが遅い】

北九州は冬になると日照時間が減り、
住宅の北側・玄関の奥まった部分などはさらに乾燥しにくくなります。

湿気が残りやすい → カビや黒ずみが発生しやすい

特に玄関ドアまわりの外壁は、風が抜けにくく乾燥しづらいのが特徴です。

【3. 気温が低いと「汚れ」が落ちにくい】

冬は外壁についた排気ガス汚れ・ホコリが、
湿気によって外壁にとどまりやすくなります。

汚れが残ると、そこにカビが吸着し、
黒い筋汚れ（雨だれ汚れ）として定着してしまうことも。

【4. 冬は清掃が後回しになりがち】

寒い季節は屋外の掃除をしにくいため、
玄関ドアのパッキン部分や外壁の陰になった箇所に汚れがたまりやすくなります。

気づいたころには黒ずみが広がっている
というケースが多く見られます。

■ 放置するとどうなる？危険な状態に進行することも…

カビや黒ずみは見た目の問題だけではなく、
実は外壁材や塗装にも悪影響を及ぼします。

・外壁の劣化を早める

カビは塗膜を侵食し、表面を弱くします。

・防水性能の低下

黒ずみが付着している部分は、すでに水分が留まっている証拠。
放置すると外壁内部に水が入り込み、劣化の進行が進みます。

・玄関ドアのパッキンが傷む

ゴムパッキンはカビが強く付着すると劣化が早まり、
隙間風や断熱性能低下につながることもあります。

■ 自分でできる応急処置

● 中性洗剤＋柔らかいスポンジ

軽めの黒ずみなら、食器用洗剤で落ちる場合があります。

● カビ取り剤（外壁用）

玄関ドアのパッキン部分などはカビ取り剤が有効ですが、
外壁の場合は塗膜を傷める可能性もあるため注意が必要です。

※強い洗剤を使うと塗装が剥がれることがありますので要注意。

■ 再発を防ぐプロの対策
【1. 高圧洗浄＋バイオ洗浄】

外壁専門のバイオ洗浄なら、
根元からカビを落とせるため再発を抑えられます。

【2. 防カビ性のある塗料で塗装する】

最近の塗料は「低汚染」「防カビ」「防藻」など高性能化しています。
玄関まわりだけの部分塗装も可能です。

【3. 玄関ドアの塗装またはシート貼り

黒ずみが顕著な場合は、ドアのリペアや塗装でリフレッシュできます。

■ まとめ：冬の黒ずみは“外壁からのSOS”

冬に増える黒ずみやカビは、
「外壁の防水性能が落ち始めていますよ」というサインの可能性があります。

放置すると劣化が進み、
修繕費が大きくなるケースも多いため、
早めの点検・掃除・メンテナンスがおすすめです。

玄関まわりや外壁の黒ずみが気になる方は、
お気軽に外壁塗装専門館（北九州）までご相談ください。
部分洗浄・部分塗装も承っております！