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耐用年数と価格の関係

現場ブログ 2024.09.23 (Mon) 更新

3連休最後いかがお過ごしでしょうか。

皆さんが外壁塗装を検討する際、耐用年数を優先するか価格を優先するか悩みますよね。

本日の記事では、耐用年数と価格について 外壁塗装専門館 門田が解説します。

外壁塗装の耐用年数と価格は、使用する塗料の種類や施工方法、建物の環境などによって大きく異なります。

以下に、主な塗料の種類ごとの耐用年数と価格の目安を紹介します。

1. アクリル塗料

  • 耐用年数: 5〜8年
  • 価格: 1,500〜2,500円/㎡
  • 特徴: 低価格で初期コストを抑えられますが、耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。

2. ウレタン塗料

  • 耐用年数: 8〜10年
  • 価格: 2,000〜3,500円/㎡
  • 特徴: 柔軟性があり、ひび割れしにくいですが、耐久性はシリコン塗料ほど高くありません。

3. シリコン塗料

  • 耐用年数: 10〜15年
  • 価格: 2,500〜4,500円/㎡
  • 特徴: 耐候性に優れ、コストパフォーマンスが高いです。外壁塗装で最も一般的に使われています。

4. フッ素塗料

  • 耐用年数: 15〜20年
  • 価格: 3,500〜5,500円/㎡
  • 特徴: 非常に高い耐久性を持ち、長期的なコストパフォーマンスに優れていますが、初期費用が高めです。

5. 無機塗料

  • 耐用年数: 20〜25年
  • 価格: 4,500〜6,500円/㎡
  • 特徴: 耐用年数が最も長く、劣化しにくいが、コストは高めです。

価格に影響を与える要因

  • 建物の大きさ: 広い面積ほどコストが増加します。
  • 下地処理: 外壁の劣化具合によっては、下地処理の費用が追加されることがあります。
  • 地域差: 地域によって人件費や材料費が異なるため、価格に差が生じることがあります。

 

⇩⇩さらに詳しく解説します。

ここでは、各塗料の特徴、選び方、価格に影響を与える要因なども含めて解説します。


 

塗料の種類と特徴

1. アクリル塗料

  • 耐用年数: 5〜8年
  • 価格: 1,500〜2,500円/㎡
  • 特徴:
    • アクリル塗料は、価格が安いため、初期コストを抑えたい場合に適しています。
    • しかし、紫外線や雨風に弱く、経年劣化が早いため、頻繁なメンテナンスが必要です。
    • 現在では、他の塗料と比べて採用される機会が少なくなっていますが、コスト優先の選択肢としては有効です。

2. ウレタン塗料

  • 耐用年数: 8〜10年
  • 価格: 2,000〜3,500円/㎡
  • 特徴:
    • アクリルよりも耐久性が高く、コストも比較的抑えられます。
    • 弾性があるため、ひび割れしにくいというメリットがあります。
    • ただし、耐久性や防汚性では、シリコンやフッ素塗料に劣ります。

3. シリコン塗料

  • 耐用年数: 10〜15年
  • 価格: 2,500〜4,500円/㎡
  • 特徴:
    • 現在、外壁塗装で最も多く使われている塗料です。
    • 耐久性、価格、メンテナンス頻度のバランスが非常に良く、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。
    • 耐候性や防汚性にも優れ、住宅だけでなく商業施設にも広く使われています。

4. フッ素塗料

  • 耐用年数: 15〜20年
  • 価格: 3,500〜5,500円/㎡
  • 特徴:
    • フッ素塗料は耐久性が非常に高く、塗り替え頻度を大幅に減らせます。
    • 紫外線や雨風、酸性雨に対して強いので、外壁の保護性能が高く、長期的に建物を維持したい場合に適しています。
    • 高価格ですが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられるため、最終的なコスト削減に寄与する場合があります。

5. 無機塗料

  • 耐用年数: 20〜25年
  • 価格: 4,500〜6,500円/㎡
  • 特徴:
    • 無機塗料は、無機物を主成分としているため、非常に劣化しにくく、紫外線や酸性雨に強いです。
    • ほぼメンテナンスフリーに近い状態を維持できるため、長期間外壁の美観や機能を保つことができます。
    • ただし、初期費用が非常に高いため、慎重に検討する必要があります。
    • 高層ビルや商業施設など、長期的なメンテナンスを避けたい建物でよく使用されています。

 

価格に影響を与える要因

1. 建物の大きさ・形状

  • 壁面積が広いほど、材料費や作業時間が増加するため、費用が上がります。
  • また、建物の形状が複雑だと、足場設置や作業が困難になるため、施工コストが高くなる傾向があります。

2. 足場設置費

  • 外壁塗装では、足場の設置が必須です。一般的に、足場設置費は約15〜20万円ほどかかります。
  • これは、安全性を確保し、塗装の品質を保つために必要なコストです。

3. 下地処理

  • 外壁のひび割れや汚れ、錆びなどがある場合は、下地処理が必要です。下地処理が十分に行われないと、塗料の持ちが悪くなり、耐用年数が短くなります。
  • この下地処理の費用が、建物の劣化状況に応じて追加されます。補修が多いと、その分費用が上乗せされます。

4. 地域差

  • 地域によって職人の人件費や材料の調達費用が異なるため、外壁塗装の価格にも地域差があります。都市部は人件費が高くなりやすい一方、地方では比較的安く済むことが多いです。

 

最後に

総額の目安

  • 一般的な30坪(約100㎡)の住宅の外壁塗装では、シリコン塗料を使用した場合、50万〜100万円程度が相場です。フッ素塗料や無機塗料を使うと、さらに高額になることがあります。

耐用年数を考慮して、最適な塗料を選ぶことが大切です。長期的なメンテナンスコストを削減するためにも、品質の高い塗料を選ぶことが一般的に推奨されます。

 

 

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