タスペーサー・・・とは???
こんにちは。
外壁塗装専門館、㈱心喜塗装の小長野です。
春の陽気ですね。ポカポカです。
子供たちは春休みに突入のようです。
お店となりのマックも若者で賑わっている模様・・・
さて、本日はお題はタスペーサーについてです。
タスペーサーとは、屋根の塗装工事において縁切りを行うための部材です。
主にスレート屋根(コロニアルやカラーベストなど)の再塗装時に使用されます。
タスペーサーの役割
スレート屋根を塗装すると、塗料が屋根材の隙間に入り込み、通気や排水のための隙間を塞いでしまうことがあります。これを防ぐために、タスペーサーを差し込むことで適切な隙間を確保し、以下のような問題を回避します。
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雨漏り防止
→ 隙間がないと毛細管現象で水が屋根の内部に侵入しやすくなり、雨漏りの原因になります。 -
結露防止
→ 屋根の内部にこもった湿気を逃がし、結露やカビの発生を防ぎます。 -
屋根材の長持ち
→ 通気性を確保することで屋根材の劣化を遅らせ、寿命を延ばします。
タスペーサーの種類
タスペーサーには主に**「01」「02」「03」**の3種類があり、屋根材の厚みによって使い分けます。
- タスペーサー01・02:標準的なスレート屋根向け(主流は「02」)
- タスペーサー03:厚みのある屋根材向け
従来の「縁切り」との違い
以前は、塗装後にカッターなどで屋根材の間の塗膜を切る「縁切り」という作業が行われていました。
しかし、手間がかかるうえに作業時に屋根を傷つけるリスクがありました。
タスペーサーを使うことで、施工の効率が向上し、屋根にダメージを与えずに縁切りができるようになりました。
タスペーサーを使うべきケース
✅ スレート屋根の再塗装時
✅ 屋根材の隙間が狭く、塗装後に隙間が塞がる恐れがある場合
❌ 瓦屋根や金属屋根など、そもそも隙間が不要な屋根には不要
もし屋根の塗装を考えているなら、タスペーサーの使用を業者に相談するのが良いでしょう!